【ダブルS21使用構築】ア黒゛バドテテフ【最高1915・最終1813】
はじめに
こんにちは!
今回は8月にスタートした禁伝解禁ダイマ無しルールで使った、黒馬バドレックス軸パーティの備忘録を兼ねた記事になります。
今期は諸事情により時間が沢山あったのと、かなり楽しいルールだったので400戦以上同じパーティを使ってました。
最高は8/30時点での1915、最終日に結構溶かしたので最終1813です。
構築経緯
ダイマックスが無くなったことによるダブル環境の変化としては、
①ダイマして無理矢理耐久を上げられない
②ダイジェットによるS逆転が起きない
③猫騙し、アンコール、ワイドガードの需要増加(いずれもダイマ及びダイマ技には無効)
が大きいと感じた。
そこで、猫騙しが無効で元々素早く、強力な範囲打点を持つ黒馬バドレックスは雑に強そうだなぁと思ったので軸にすることにした。
取り巻きとして、精神力で猫騙し&威嚇耐性を持ち、逆に猫騙しフェイントワイドガードなどの器用なサポートと、黒バドに強い悪タイプ(特にガオガエン)に打点を持てるコジョンドを採用。
次に、黒バドは影打ち不意打ちなどの先制技に弱く、環境にゴリランダーやウーラオスが多いことが予見されたので、黒バドの火力増強・対悪打点も兼ねられるカプ・テテフを採用。
次に、威嚇枠と対ゴースト(特にミラー)などを考え、1番強いガオガエンを採用。
次に、禁止伝説に電気の通りが良く、相手のスカーフ枠(特にカイオーガ)を上から叩けるレジエレキを採用。
最後に、エルフーンより早く追い風が打てて、ダブルウィングやフレアドライブによふ攻撃性能の高さを買いファイアローを採用して並びが完成。
ちなみにタイトルの由来は、
ガオガエン以外全員最速で守る・受ける気があまりないという意味(アグロ+黒バド)です。
個別解説
バドレックス(こくばじょうのすがた)
バドレックス黒@のろいのおふだ(じんばいったい・おくびょう)
175( )-×( )-100( )-217(252)-121(4)-222(252)
アストラルビット/ワイドフォース/みがわり/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!現環境最強の範囲打点ポケモン。ミラーやザシアンを考え最速。火力もなるべく高く。
持ち物は諸説あるが、珠の方が良かった場面もあり、おふだで充分で且つ体力維持と持ち物バレないというのが活きた場面もあった。
せっかくだからと採用したワイドフォースは、テテフと合わせることでアストラルビット並にバグレベルの範囲打点を出すことが出来る。ムゲンダイナにはほぼ負けない。
みがわりの枠はシャドーボールとの2択と思っているが、残せた際のアドが凄まじい上に、コジョンドガオガエンの猫騙しによって思ったより残せる場面が多くとても使い勝手が良かった。
キツい対トリルはこれ無いと無理。
緊張感のおかげでオボン込み2耐えなどを許さないことや、ソクノヨプ等のメジャーな半減実を気にせず隣の攻撃でツンデツンデやスイクンを落とせることがかなり偉い。
アストラルビットのダメージで相手がチョッキか否か判断することと、何回アストラルビットを打てるかを考えながら動かすのが大事。
コジョンド
141(4)-177(252)-80( )-×( )-80( )-172(252)
ぽけっとふぁんくしょん!黒馬バドレックス最高の相方。
技は猫インファワイガ@1と考えており、はたきおとす・フェイント・サイドチェンジの中から相手の単体打点も防げるサイドチェンジを選択した。
サイドチェンジは単純に黒バドを守るだけでなく、コジョンド自身を残すためにも使えたので、思っていたより使う場面は多かった。
こいつはサポート性能の高さに注目されがちだが、A125の一致120が猫騙し威嚇で防げないのがあまりにも強く、無振りザシアンならツーパンしてくれるくらいなので、サポートを警戒してくる相手には寧ろインファイトを打ちまくる方が活躍したりした。
悪技+スカーフ持ちやノーマルエスパー勢が増えたので今後使うならはたきおとすが強いと思う。
カプ・テテフ
カプ・テテフ@こだわりスカーフ(サイコメイカー・おくびょう)
146(4)-94( )-95( )-182(252)-135( )-161(252)
サイコショック/ムーンフォース/マジカルシャイン/シャドーボール
ぽけっとふぁんくしょん!現環境必須級の先制技対策とフィールド書き換えを担うポケモン。
持ち物は黒バドウーラ辺りへの遂行と、味方アストラルビットの上から削りを入れる為に最速スカーフ。準速じゃザシアンと同速になってしまう。
技は、ゼルネアスやチョッキポケモンへの打点としてサイコショック、イベルガエン辺りに強く出るためのムンフォと雑な範囲打点のマジシャ両採用。残りは対黒バドのシャドーボールにした。
基本的に後出ししてフィールドを書き換えつつスイーパーを担う。マジシャ>ショック>ムンフォ>シャドボの順に拘りやすい。マジシャは結構ケアされにくい。
対ゼルネとはいえショックで拘るとかなり窮屈になること、シャドボ程度ではザシアンの身代わりが割れないことを学んだ。
ガオガエン
入れ得ポケモン。
ザシアン、ゴリランダー、白バドを受けることが多いので物理耐久特化。
素早さはエンテイ抜きたい場面がそこそこあったのでBを削ってもう1上げた方が良いです。
技は遂行技のフレアドライブ、対黒バドやバークアウト対策のじごくづき、あると便利な猫騙し、パーティに高速低耐久が多いのでその行動を増やせる交代技のすてゼリフを採用。
正直このポケモンがいないとキツイ対面がめちゃめちゃ多い。パーティで唯一耐久に努力値を割いている。猫騙しは攻めよりも詰め筋。
レジエレキ
レジエレキ@じしゃく(トランジスタ・おくびょう)
155( )-×( )-70( )-152(252)-71(4)-277(252)
10まんボルト/ボルトチェンジ/エレキネット/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!現環境最強の電気枠。ミラー多発の恐れがありそれが負けに直結するため最速。
アイテムは火力補強の磁石持ち。エレキネットの火力がとても高く水ウーラオスが死にかける。等倍相手への削りがとても良い感じ。
このポケモンがいることで、追い風やスカーフ持ちに対して動きやすくなるのが偉い。猫+エレキネットから入れば追い風打たれても次ターン上から動けることが多いので、S優位を取りやすくなる。環境にいるスカーフ持ちはカイオーガエンテイがほとんどなのでレジエレキでなんとか出来る。
選出・立ち回りについて
基本的には先発に黒バドを出して、沢山動かせるようにすれば問題ないです。明らかなスカーフオーガと黒バドミラーだけエレキやアローでS優位を取るように意識するくらい。
・対ザシアン→威嚇を入れればきょじゅうざんを黒バドが耐えるので先発黒バド+ガエン、裏にテテフエレキでなんとかする。
・対カイオーガ→先発コジョアロー裏黒バドエレキで大体初手で追い風を打ち合い、隣にいるアマージョかオーガにインファを入れればとても動きやすくなる。
・対イベルタル→エレキコジョテテフで死ぬ気でイベルタルを削れば割と何とか出来ます。黒バドはかなり雑に扱う。
・対白バド→かなりキツイ。初手にエレキ黒バドを投げて、白バドが来たら集中、裏にいたら身代わりを置いてトリルを凌ぐルートを取って何とかする。
・黒バドミラー→終盤増えた襷黒バド+コジョンドやポリゴン2入りはかなり不利。ガエンとコジョで黒バドを守りつつ頑張るがどこかで同速が起きることが多い。黒バドがスカーフ持ってる場合は負け!
後の禁止伝説はアストラルビットかワイドフォースでツーパン以上かつこちらがワンパンされないので大体有利だと思います。ワイガルナアーラはワイガ打ってる間S操作も黒バドを落とすことも出来ないので無視して問題なかったです。
苦手な相手
・スカーフ悪技マン
エンテイルカリオ化身ボルトロス辺り。ただ流石にこちらにバレバレなので、コジョンドが隣にいれば守るインファでアイテム判断したりレジエレキでネット撒けばアストラルビットの餌に出来たりします。
・高耐久ノーマル
途中から露骨に増えたヤレユータンポリゴン2辺り。トリルが防げないのでかなりしんどい。前者はガオガエンの捨て台詞を駆使してトリルターンを稼げるが、ポリゴン2は回復してくる上に火力が高いのでかなりキツイ。コジョンドが鍵になります。
これは特定のポケモンという訳では無いのですが、コジョンドの処理を優先してくる対戦相手はかなりキツいです。そういう時にサイドチェンジでコジョンドを守る動きが大切になります。
最後に
ここまで長文をお読みくださりありがとうございます。あまり強いパーティとは思っていませんがレンタルはお好きにどうぞ。個人的にはほぼ自分で組んだパーティでここまでの結果を残せたことが嬉しかったです。今月も頑張りたいと思います。